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国際標準?? [雑記]

それがしは、東京に40年以上住んでいるも
のの、博多生まれの大阪育ちではっきり言っ
て関西のDNAの方が濃い気がする。
そのせいか、大阪の街に行くと東京の都心を
歩いている時よりも馴染む気がする。

その大阪では、エスカレーターに乗る時に、
右側1列に立ち、左側を空ける。つまり、東
京のそれとは逆なのである。新大阪駅では、
大阪式で右に立つ人と、それ以外の地方から
来た左に立つ人が混在して、エスカレーター
自体がジグザグ状態になる(苦笑)

大阪では、かなり早い段階から右に立つ習慣
が出来ていた。それは、関西人が「いらち」
(短気・・・に近い)で、エスカレーターでも動
く歩道でも「歩行する」いや「早足で進む」?
人が多いことに由来する。阪急梅田駅など、
エスカレーターの多い場所ではトラブルにな
ることが多かったのだろう。
早くから「右に立って左を空けよう」という
ムーブメントが起きたようである。

そして、右に立つ理由が「右利きが多いのだ
から右手でベルトを持つほうが合理的」とい
う考え方だったそうだ。何故かこの考え方は
大阪周辺しか広がらず、全国的には左側に立
つところが多い。しかし、国際標準で見ると、
右側に立つ方が多いのだそうである。ラテン
な大阪は、実は国際標準の街であったのか。

しかし、不思議な風習が数多くある大阪人が、
国際標準であるとは思いがたい。エスカレー
ターの記事を見て、一瞬目が「・」になって
しもうた!(大笑)

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目が逝ってしまっている怪人物 [放言]

先日、NHK大河ドラマ「真田丸」を見てい
た。画面の中では、北条氏政役の高島政伸さ
んが「絶対に降伏はせぬ。城に火をつけて討
ち死にをいたす。」と頑固な抵抗を続けてい
た。やつれた顔貌を隠すために白粉を塗り、
湯浴みをしない体の臭いを隠すために香を炊
き、必死に相手を睨みつけているその姿。

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ふと「はてな?何処かで見たような気がする
・・・」と思った。そうだ、この人だ!

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舛添要一元知事である。最初は「全て問題な
い」と強気の発言に終始していたものが、追
及を受けて次第に不利な情勢となり、毎週金
曜日の記者会見でも表情が暗くなっていき、
やややつれてきたようにも見えた。その姿が
北条氏政と被ってきたのである。


この二人、巨大な権力を持ちながら、天下の
情勢がいま一つ読めていなかった。北条氏政
は「伊達が来る。大軍を率いてくる。徳川も
味方に付く」などと根拠の無い願望を口にし
ていた。きっと、舛添氏も「自民党が来る、
公明党が来る。きっと助けてくれる」くらい
に思っていたのだろう。

しかし、総務委員会で思いがけず公明党の松
葉都議から「辞任すべきだ」との発言が出て
しまった。まさに「引導」を渡されたと言う
べきだろう。ついに滅亡の時を迎えた北条氏
政と舛添要一。どちらもどす黒い、からす天
狗のような顔をした怪優というべきだろう。

007とダニエル・クレイグ [映画]

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先日、録画しておいた「007 カジノ・
ロワイヤル」をようやく観た。
ダニエル・クレイグ主演になった最初の作品である。

今までのジェームス・ボンドはすべて栗毛
だったのに対し、初のブロンドのボンドで
ある。ちょっとイギリス人ぽく無いところ
が感じられてしまう。あ、初代のショーン
・コネリーは栗毛・・・のかつらだけど(笑)

そして、何より「女好きの優男」というイ
メージだった今までの俳優に比べ、圧倒的
な筋肉量を持つ肉体。ちょっと最初は見慣
れない感じが強かった。しかし、観ていく
うちに、なかなかに面白い存在だなぁ、と
感じ始めていた。


以前に彼が出ていた映画を観たのは、確か
「ドラゴンタトゥーの女」であったと思う。
このお人はどちらかというと「性格俳優」
の部類に入ると思う。しかし、シニカルな
笑い顔や、自分のボスである「M」の家に
忍び込むという大胆さ、ボロボロにされる
まで拷問されても立ち直るというタフさ。
新しいボンドだなぁ、とつくづく感じた。

でも、演じているご本人としては、あまり
007に染まりたくは無さそうである。
4作で降りるという噂も流れている。まあ、
とにかく残り3作を順番に観てゆくといた
しませう。

お金についての透明性 [雑記]

最近、政治資金絡みのスキャンダルが多く発
生している。セコい都知事はお辞めになり、
ズルい大臣は眠れなく?なり、泣き叫んでい
た県議だけが裁判にかかっている。

それにしても、何故そこまで政治資金で公私
混同が起こるのだろう。それは、政治資金規
正法がザル法だから・・・だけではない!!!
政治資金の使い道を公開しているかどうか
という点がまさに問題である。

都知事の政治資金の公開基準は1件5万円以
上。それ以内なら、公開する義務は無い。国
会議員も資産公開の義務はあるが、政務調査
費というまったく使途を公開しなくても良い
お金が別途払われている。これでは、好き勝
手にお金を使われてもチェックのしようが無
い。一方、これが区レベルの地方議員になる
と、毎月の政務調査費の帳簿だけでなく、領
収書もすべて公開対象で、インターネット上
でいつでも見られるようになっている。こう
なると、さすがに変な使途には支出しにくく
なる。(絶対大丈夫とまでは言い切れないが。)

このご時勢なのに、国会議員の政務調査費の
公開を求める声に、当の議員たちは答える気
がまったく無い。「マスゾエる!」なんて言
われているが、あのようなセコイ流用の仕方
ではなく、もっととんでもないことに使って
いるに違いない。世の選挙民たちよ。国会議
員に領収書の全部公開を要求しよう。
そうすれば、少しはまともな世の中になるに
違いない。


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過剰反応!? [放言]

ある区議会議員のブログに「護憲派を名乗る
保坂区長の裏の顔」という題の一文が載って
いた。中身は、社民党出身で護憲を叫んでい
た保坂展人氏が、区長選挙の前に公用車で神
社の例大祭に行き、「玉串奉奠(たまぐしほ
うてん)をして直会(なおらい)にも参加し
ていた」ことを取り上げ、政教分離の原則
反し、行動が支離滅裂だ!と非難したものだ
った。

でも、ちょっと待った!

たしかにこのオジサン、行動はいつも支離滅
裂だが(大笑)この行動だけで憲法違反とは
言いがたい。たとえば安部総理が靖国神社に
真榊料を公費で納めた、とかいうなら明らか
に政教分離違反である。靖国神社は国家神道
を推進していた時代の象徴であるし、それを
推進していたA級戦犯が合祀されて以降は昭
和天皇も参拝されなくなったという経緯があ
る。つまり、政教分離原則ができた原因であ
る「国家神道=軍国主義」そのものの対象で
あり、そこに公費を使えば確かに問題である。

しかし、地域にある神社、つまり鎮守様の祭
礼に行って、玉串料は自費で払い、その後の
懇親会に会費相当を出して出席したのなら、
それまでも違憲行為とは言えないだろう。
地域の町会自治会長や、農協の構成員などは、
その多くが神社の氏子であり、そして地域活
動家でもある。彼らとの連携のために、飲み
会に参加し、会費相当の「お祝い」を公費支
出したとしても、それは社会通念上問題にさ
れるものでは無いと考える。
玉串料を公費支出するのは特定の宗教に寄付
する(つまり便宜を与える)行為だからかな
り問題だが、そうでないなら儀礼としてお参
りするのと変わらない。葬式で焼香するのと
ほぼ同じ行為だからだ。今どき、直会=飲み
会が神事だ、などと言ったら笑われるだろう。
(大昔は神事だけどね!)

つまり、舛添知事問題とリンクして、こうい
う主張をしているのだろうが、もう少し冷静 に考えたほうが良いと思う。

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もう一人の「天才」 [歴史]

今、石原慎太郎さんの書いた「天才」という
本がベストセラーになっているそうだ。かつ
ての政敵である田中角栄を描いたこの本。田
中角栄という政治家を再評価するきっかけを
作ったといえる。まあ、今の自民党の小粒な
政治家たちに比べれば、真に器が大きく、か
つ政策も気宇壮大であった。こういう人物が
居た時代は、まさに日本の「伸び盛り」だっ
たと言える。

さて、本日はもう一人の天才について書きた
い。それは、江戸時代の政治家であった「田
沼意次」である。田中の角さんも金権政治家
などと呼ばれたが、今の歴史書の中では田沼
意次も賄賂政治などという、あまりにも酷い
評価を受けている。しかし、この人物も只者
ではない。八代将軍吉宗の小姓として江戸に
入り、立身出世を続け、側用人から老中にま
で登りつめた。

殖産興業に勤め、印旛沼などを干拓して、耕
作地を作り出そうとした。しかし、残念なが
ら飢饉などが続いて政策の効果が十分発揮で
きなかった。印旛沼干拓も失敗に終わる。
では、何が天才なのか?経済政策を調べたと
ころ、今どきの財政出動を行う手法ではなく、
規制緩和と業者間競争によって景気を浮揚さ
せるという手法だったことがわかった。また、
印旛沼干拓の工法を調査したところ、松の杭
を使っていたことが分かった。木材だと思っ
て馬鹿にしてはいけない。松の杭は松脂の効
果で、コンクリートが50年程度しか持たな
いのに対し、100年以上の耐久性を持つの
である。もし、飢饉や地震、火山噴火などの
天変地異が無く、息子の田沼意知(若年寄)
が旗本の佐野某に暗殺されることが無かった
ら、田中角栄と同じような評価を受けていた
のではないかと思う。

そういう目で見ると、池波正太郎さんの小説
「剣客商売」に出てくる田沼老中はまさに知
恵と実行力のある人物として描かれている。
いつの時代でも、そういう政治家が常に中枢
に居て欲しいものでありまする。


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セコさの原点 [放言]

東京都の舛添知事の政治資金問題が追及され
ている。まさに「みやこのセコい知事」とい
う感じである。でも、世のサラリーマン諸君。
公私混同ってしたこと無いかね?

先日、行きつけのラーメン屋で「領収書下さ
い」と言っているオヤジが居た。ラーメンで
領収書?と一瞬引いたが、もちろん飲食店の
側ではちゃんと領収書の用意はしてあった。
「あて先はどうしましょうか?上様で良いで
すか?」と店員が聞いたら、「いや、空欄に
しておいて」という返事。何だかセコさを感
じるなぁ。昼飯のラーメン、しかもどうみて
も社員と一緒に食べた(そのオヤジが部長か
社長という感じだった)ものを経費で計上し
ようとしているようだったからである。昼飯
くらい、自前で食え!と思ってしまった。
だって、それがしの会計がそのせいで待たさ
れたんだもの!(怒)

でも、よく見ていると、安い定食屋や蕎麦屋
でも領収書を貰っているおっさんが居る。
スーパーの買い物、それもどう見ても夕食の
おかず、という内容のものに領収書を貰って
いるおばさんが居る。こういう連中も、たぶ
ん「セコい社員」の一員なのだろうね。舛添
さんを笑っている中に、たぶん同じ穴の狢が
けっこう居るような気がしている。


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不人気の理由(前任者の呪い) [放言]

アメリカ大統領選挙はいよいよ大詰めに近づ
いている。共和党は消去法?でドナルド・ト
ランプが候補者になった。一方、圧勝するか
に思われたヒラリー・クリントンは、民主党
の氏名争いでバーニー・サンダース爺さんに
何度も追い詰められ、ようやく候補に選ばれ
そうである。結局「不人気者対決」になりそ
うな気配である。

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それにしても、ヒラリーが何故、そこまで不
人気なのだろう。そこには夫、ビル・クリン
トンの影が見え隠れする。夫ビルがホワイト
ハウス内でモニカ・ルインスキーとの「不適
切な関係」を持ったというスキャンダルを、
ヒラリーは鉄の仮面を被ってスルーしてきた。
しかし、その強烈な個性と豊富な政治資金を
持つ従来型の政治家であることが、アメリカ
国民にあまり好かれていない原因のような気
がする。これも、ビルの呪いであろうか。

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一方、ペルーの大統領選挙でも、異変が起き
ている。圧勝すると思われていたケイコ・フ
ジモリ候補は、決選投票では前首相に追い込
まれ、僅差ではあるが敗北の可能性が出てき
ている(6月7日現在)これも、相手側陣営
の「強権政治への回帰」というネガティブ・
キャンペーンによるところが多い。彼女の父、
アルベルト・フジモリは、治安回復に功績が
あったが、強権的な手法で自分の政敵なども
秘かに殺害していたという疑惑を持たれてい
る。いや、それどころか、その罪で服役中で
もある。彼女がいかに政策を訴え、治安回復
を公約したとしても、その手法はきっと父の
ような強権的なものであろう、と思われてし
まう。そこにもアルベルトの呪いが感じられ
る。


こうして、初の女性大統領を目指す二人が、
奇しくも前任者である夫や父の呪縛に苦しめ
られている。不思議な縁を感じてしまう。

やって批判されるか、やらずに非難されるか??? [雑記]

さて、保育待機児問題である。某世田谷区の
(あ、もうこの言い方やめた!)保坂区長は、
記者会見で待機児童数が史上最悪の1198
人だったことを報告し「責任を感じている」
と陳謝した。
しかし、その後で「待機児童の数え方が区・
市によって違う」と言い、他の自治体の計算
式なら待機児童は906人だ、と主張した。

ええ、そうでしょうね。でも、その数字、日
本国ではダントツの最下位、ワーストワンで
すから!(怒)隣の杉並区では、待機児童は
168人だが、田中良区長は「保育非常事態
宣言」をして、なりふり構わぬ保育園建設に
乗り出した。いわく、公園をいくつか廃止し
て、そこに保育園を建てるという。

公園の廃止には、けっこう批判が来るだろう。
しかし、保育待機児を持つ親からは、この豪
腕ぶりは絶賛されるだろう。彼は「都市の中
のオープンスペースは有限なので、分け合う
ことが必要!」と主張しているそうだ。

ここで言いたいのは、行動して賛否両論を浴
びるのと、たいして行動せずに非難されるの
と、どっちが偉いのか?ということである。
口先は得意で、スタンドプレーは大得意だが
行動しないというのでは、まるで話にならな
い。責任を感じているのなら、どうぞご退場
くださいまし!(苦笑)

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男の器 [放言]

舛添都知事のセコイ話を聞いていると、大昔
の「項羽と劉邦」のことを思い出した。この
二人は、秦の始皇帝が死んだ後、中国の覇権
を争ったわけだが、その性格が真逆であった
と言われている。

項羽は、楚の名将の孫であり、声望は高く容
姿に優れ、さらに武勇にも優れていた。彼を
慕って多くの将兵が集まったという。しかし、
実際は猜疑心が強く、またあらゆるものを独
占しようとする欲が強かった。このことから、
次第に人心を失い、ついに滅亡への道を歩ん
だと言われる。

一方の劉邦はどうであったか。彼は農民出身
の下級官吏であるが、つねに飲んだくれ、管
を巻いているようなごろつき同然の男であっ
た。
しかし、人間的な魅力に溢れていた。いつも
金を払わない彼を、ある酒屋の主人が出入り
禁止にした。すると、客がまったく来なくな
ってしまった。主人が常連客に聞くと「劉さ
んと飲めるから、この店に来ているのだ。彼
に会えないなら、この店に来るか!」と言わ
れたという。主人は反省して、劉邦に謝り、
毎日ただにするので飲みに来て欲しい、と頼
んだ。すると、店に客が戻ったという。

彼は、金を得れば皆に配り、美味いものがあ
れば、皆で食べようという、無欲な人物であ
った。しかも、女にも酒にもだらしないのだ
が、約束したことは必ず守った。そこで、彼
を「兄貴」と慕う者が集まってきて、それが
後に漢帝国の中枢を担う仲間たちになってい
ったのである。豪傑のハンカイも、周勃も、
皆劉邦の魅力に惹かれて義勇軍に加わった連
中なのである。韓信が「将の将たる器」と看
破していたが、まさに自らが戦うというより
も将軍たちを戦う気にさせる大将だったとい
うわけである。

劉邦.png

どこかの某都知事やどこかのボケナス区長に、
劉邦の爪の垢を煎じて飲ませたい、と思うの
はそれがしだけではあるまい!(大笑)

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