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過剰反応!? [放言]

ある区議会議員のブログに「護憲派を名乗る
保坂区長の裏の顔」という題の一文が載って
いた。中身は、社民党出身で護憲を叫んでい
た保坂展人氏が、区長選挙の前に公用車で神
社の例大祭に行き、「玉串奉奠(たまぐしほ
うてん)をして直会(なおらい)にも参加し
ていた」ことを取り上げ、政教分離の原則
反し、行動が支離滅裂だ!と非難したものだ
った。

でも、ちょっと待った!

たしかにこのオジサン、行動はいつも支離滅
裂だが(大笑)この行動だけで憲法違反とは
言いがたい。たとえば安部総理が靖国神社に
真榊料を公費で納めた、とかいうなら明らか
に政教分離違反である。靖国神社は国家神道
を推進していた時代の象徴であるし、それを
推進していたA級戦犯が合祀されて以降は昭
和天皇も参拝されなくなったという経緯があ
る。つまり、政教分離原則ができた原因であ
る「国家神道=軍国主義」そのものの対象で
あり、そこに公費を使えば確かに問題である。

しかし、地域にある神社、つまり鎮守様の祭
礼に行って、玉串料は自費で払い、その後の
懇親会に会費相当を出して出席したのなら、
それまでも違憲行為とは言えないだろう。
地域の町会自治会長や、農協の構成員などは、
その多くが神社の氏子であり、そして地域活
動家でもある。彼らとの連携のために、飲み
会に参加し、会費相当の「お祝い」を公費支
出したとしても、それは社会通念上問題にさ
れるものでは無いと考える。
玉串料を公費支出するのは特定の宗教に寄付
する(つまり便宜を与える)行為だからかな
り問題だが、そうでないなら儀礼としてお参
りするのと変わらない。葬式で焼香するのと
ほぼ同じ行為だからだ。今どき、直会=飲み
会が神事だ、などと言ったら笑われるだろう。
(大昔は神事だけどね!)

つまり、舛添知事問題とリンクして、こうい
う主張をしているのだろうが、もう少し冷静 に考えたほうが良いと思う。

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