迷惑な新聞記事（怒）

数日前だったかな。東京新聞の１面トップに
こんな記事が載った。「世田谷区役所庁舎、
保存か解体か？」・・・曰く、世田谷区役所
の庁舎は、国立西洋美術館を設計したという
ル・コルビュジエの弟子だった「前川國男」
が設計した建物であるが、老朽化から建て替
えが検討されている。しかし、歴史的建造物
として保存を叫ぶ声が出ている、というので
ある。



呆れて物が言えない。歴史的建造物？？？
そりゃあ、５０数年前、建った時は斬新だっ
たでしょうが、今となっては耐震性が不足し、
打ち出しのコンクリートもヒビだらけ。障害
者や高齢者への配慮も無く、トイレは階段の
踊り場にある、という具合。それだけではな
く、東日本大震災の際には、第１庁舎だけで
４０数枚のガラスが割れて惨めな姿になって
いたのである。震度５弱でその体たらく。
保存しろ！といっているのは、新聞の表紙に
出ている建築家の爺さんくらいである。狭い
し、使い勝手は悪いし、暗いし、どこに何の
課があるのか分からないし。
全然「区民ファースト」ではない建物である。

西洋美術館のような、斬新な工夫は数える程
・・・いや、数えても出てこないくらいしか
ない。こんな建物のままで放置した、歴代区
長の責任を問うべきではないか？保存なんて、
する価値があるようには思えない。
そんなことを助長する新聞社って、本当に読
者のためを思って記事を書いているのかね？
大いに疑問である。

タグ：アホ区長 庁舎問題 首都直下型地震 時代錯誤

忘年会・新年会に政務調査費で会費かよ！？

都議会の政務活動費について、新聞で報道さ
れている。税金が原資であるこの活動費の使
途が、納税者の感覚と合わない、ということ
のようである。

だいたい、議員報酬以外に活動経費まで払う
必要があるのか、とも思えるが、政策を作る
ために調査をするとか、書籍を買うとか、人
を雇って情報収集に当たらせる、とかいうの
ならまだ意味がわかる。しかし、この報道を
見ると、自分たちの会議の昼飯に高価な焼肉
弁当を取っていたとか、町場で行われる忘年
会や新年会に会費として包んだ経費だとか、
そういったものがやけに目立つ。「J民党」の
議員にその傾向が特に強い。

確かに、さまざまな産業団体の新年会などに
行くと、J民党の「せんせい」がひな壇や来賓
席に座り、挨拶をして、ビールを１杯（乾杯
用で）飲んで、すぐに姿を消す、というパタ
ーンが多い。ある国会議員に聞いたら、１日
で６～７件の新年会を回ることもあるそうだ。
その挨拶をするための「会費」とやらを、こ
の活動費で出しているそうだが、それって政
治活動と言えるのか？いろいろな場面で住民
の意見を聞くための経費、などと言っている
が、自分の顔と名前を売って、次の選挙で票
を入れてもらおうという、それだけの魂胆な
のではないか？その「選挙運動」の経費を税
金で出す、というのは選挙民からすると本末
転倒に思える。本当に力のある議員ならば良
い政策を提案して、それを実現させることで
名を上げてみてはどうかな？

たぶん、大半の地方議員には無理だと思うけ
どね。（爆）

手が届くアイドルを手にかける奴！？「成敗！！！」

先日、とんでもない事件が起きた。アイドル
活動をしていた女性を、ファンの男がナイフ
で滅多刺しにし、女性は今も重体だという。
男は、中学の時に県大会で上位に入るほどの
柔道選手だったようで、大柄で腕力もありそ
うな奴である。

昔、アイドルなどというものはかなり遠い存
在であった。まったく手が届かないから憧れ
の対象だったように思う。一方、好きな女子
とちょっとでも近づくと時めくというのは、
昔もあった。好きな先輩とダンスで組んだ時
に、けっこうドキドキしたものである。
そして、その人の手が意外にごわごわと固か
ったのに驚いた記憶がある。

最近、たぶんＡＫＢあたりから「手が届くア
イドル」という人々が出てきた。近くで会え
る、握手会などで触れ合えるというアイドル
である。昔流に言えば「隣のお姉さん」的な
存在である。ＡＫＢの握手会でもファンと称
する男が刃物を振り回して、２人が負傷する
事件があった。まさにアイドルも命がけの時
代である。

でも、昔の男は腕力があってもそれを抑え、
好きな女子を守るためには使えども、女性に
暴力を使うことはしないのが男の矜持だった
はずだ。柔道経験者の大男が、か弱いアイド
ルにナイフで襲いかかる。何たる時代だろう
か？こういう奴こそ、暴れん坊将軍に「成敗」
して頂きたいものである。

ニュートラル・・・って何さ！！！（怒）

熊本地震で、大きな被害が出ています。震度
７が２回来るなんて、今までの地震では想像
も出来なかった事態です。新耐震基準の建物
でも、かなり破損したものがあると聞きまし
た。

そんな切迫した状況の中、先日の新聞の東京
欄に出ていた記事がこれ。

「世田谷区本庁舎一部改修か、全面建て替え
か～区長、整備案見直し表明」そして、その
中身はこれまでの議論を一度「ニュートラル
にして、区民や議会の議論を集約したい」と
いうもの。えええ？こんな事例を前にして、
今更一部改修なんてあり得ますか？すぐにで
も完全免震構造の全面改築案を考えるべきじ
ゃないの？

このお方、以前から現庁舎が高名な建築家
「前川國男氏」の設計なので、耐震補強をす
る一部改修で残す案を主張して来られたよう
です。でも、現庁舎を見れば分かるように、
既に耐震補強できそうな所はすべて補強済み
なんですね。まるでコンクリートのトーチカ
陣地みたいになっているのであります。この
上補強できるところなんかありません。

しかも、ただでさえ狭いのに、この姿を残し
て建て替えるのでは面積が取れません。地下
室で事務をやれ、というのでしょうか？あま
りにも現実離れした発想に唖然とします。
しかも、８月までに方針を固めて、着工する
のは４年後だそうな。それまでに地震が来た
ら、どうするの？今すぐにでも設計を始めて、
１年以内に着工して壊しながら建て替えるし
かないでしょうに。それに、高層化しないと
事務室面積も取れないでしょうに。建築素人
の親分さんの考えることは、今ひとつ浮世離
れしているようです。

それにしても、ニュートラルにする、という
より白紙にしては如何！？

日本人の劣化

最近、腹の立つ出来事が多いように思う。
先日、電車が来るのを待っていた。
すると、電車の到着と同時に、何故か先頭に
並んでいたそれがしよりも先に、乗り込んだ
人が居る。それは、上品そうな服を来た初老
の女性であった。

何の遠慮も無く、てらいもなく行列の先頭に
居たそれがしが見えなかったように電車内に
乗り込んでゆく姿。ちょっと唖然とした。

その前日。道路を歩いて居たら、前を行く女
性が何かを道路に落とした。それは、煙草の
包み紙の一部である銀紙であった。
よく、工事現場で働いているような男性たち
がそうした行為をするのを見ていたが、女性
しかも初老の方がまさかそういうことをする
とは思わなかった。

ネット上で最近、「あの女優が劣化した」等
と書きこまれることがある。いくら美貌の女
優であっても、年齢を重ねればそれなりに皺
も出来、色も浅黒くなってくるだろう。
しかし、一方で内面の美しさはもっと磨かれ
て、演技力も上がっているかも知れない。
一方的に「劣化」というのは酷いと思う。

しかし、この初老の女性たちの行為を見て、
それがしは「心の劣化」を感じてしまった。
本来ならば、年齢を重ねるとともに道徳観は
磨かれ、美徳と言われるような行動をとるよ
うになってくれると思われる。しかし、実際
は、年齢とともに恥の概念が失われ、むしろ
醜悪な行動が目につくようになる。

災害時でも、食料の配給に一列に並んでいる
日本人を見て、外国の方々は驚くのだそうだ。
しかし、都会に住む日本人にその美徳は残っ
ているだろうか？
最近、都会人の劣化が進んでいるように思え
てならない。

恥を知れ！！！恥を！！！！

争点なき潰し合い選挙

暮れの忙しい時期に、６００億だか７００億だか
かけて選挙をするようだ。争点がアベノミクスの
是非というのだが、共産党以外はあまり変わり映
えのしない政策を掲げているので、争点が無いと
言っても過言ではなさそうだ。

景気が良くなっているのは事実。しかし、それは
大企業だけのことなので、実感がされにくいとは
思う。それでも、飲食店などのアルバイトが集ま
らず、２４時間営業をやめたり、店を閉めたりす
る騒ぎになっているのだから、とりあえず民主党
嘘つき政権の時よりはマシということなのだろう。

かといって、あまり図に乗らせると戦争を誘発し
てしまいそうなタカ派政権である。こういう奴を
のさばらせると、後々ためになるまい、とは思う
が、代わりになりそうな政党も見当たらない。

せめて、自民党が憲法改正のできるような大勝利
をしないように祈るしかないのか。
そうでないと、この国の終わりの始まり…になり
かねないような危険性をひしひしと感じる。

横綱に注文あり！？

大相撲が始まった。やはり両国国技館
で開かれる本場所は、良いものである。


ところが、そんな気分に水を差すよう
な相撲が初日に続いた。立会いに体を
かわすとか、八双飛びをするとか、け
たぐりをするとか、そういう相撲のこ
とを「注文相撲」という。小兵が大男
を相手にする時などは、確かにこうい
う手もありだと思う。はたきこみなど
も、立会いにやるのなら注文相撲の一
種だろう。


この日は大関琴奨菊がいきなりこの洗
礼を受けた。たまさか初日から、そし
て初顔合わせで注文相撲とは思わなか
ったのだろう。これは相手が平幕だか
ら仕方が無い。問題はその後の３番で
ある。

注文を付けたのが「横綱」だからタチ
が悪い。横綱といえば、相手の注文相
撲を見切り、どんと受け止め、それで
も力の差を見せて土俵の外に投げ飛ば
す、というのが理想である。しかるに、
この日の三人の決まり手は･･･「はたき
こみ」である。しかも、立会いのはたき
こみまであった。モンゴルの人に席捲
されつつある大相撲だが、せめて横綱
くらいは古来の美風を守ってもらいた
いものである。


ちょっとがっかりした初日であった。

詐欺師の風貌

　最近話題となっている「佐村河内守」なる
人物。どうしてこういう人を信用するのか、
理解に苦しむ。


　元々、俳優を目指し、ロックスターを目指
していたという。ということは、耳が聞こえな
いなどというわけがない。変名を使っていた
わけでも無いようなので、一部の人は既に、
その胡散臭さを感じていたはずである。


　しかも、長髪で無精髭、サングラスをかけ
て杖を突いているというそのスタイル。どう
見ても胡散臭い。こういう風貌の人にころっ
とだまされるというのは、ちょっと注意力不
足ではなかろうか？


　ゴーストライターを使っていたというのが、
この場合どういう罪になるのか（詐欺罪か
な？）よくわからんが、その音楽に感動して
いた人々にとっては、別人の作品というだけ
で興ざめだろう。平成の世に久しぶりにクラ
シック音楽が脚光を浴びたと思ったら、こん
な結末で実に残念でならない。

再び「中高生は電車で座るな！」

再び暴論を言う。中高生は電車で座ってはならぬ。
君たちは、大人の半額以下で電車に乗っている。
しかもその金を出したのは親だ。本人の銭ではな
い！そんな輩が、大きな顔で座席を占領し、下らん
ゲーム話を大声で語り合う。


横に老人が立っても、妊婦が立ってもテコでも動
かない。どういう教育をしているのだろう？
こんな生徒は、ロクな者になるまい。中高生よ、
電車で座るな。足腰を鍛えろ。

右傾化

　憲法９６条を改正しようという動きがある。憲法
のゼミに所属した者としては、許しがたい暴挙で
ある。


　そもそも、憲法の発議要件を厳しくしているのは、
時の為政者が自分の都合に合わせて憲法をいじ
れないようにするためであり、国民の多くが憲法
を変えたいと思うのであれば、現行憲法９６条に
よる「３分の２」の国会議員を当選させて変えれば
よい話である。


　それを過半数などという、あまりにもハードルの
低い状態にするというのでは、時の政権によって
何でも、何回でも憲法をいじる話になる。こんな不
安定な憲法を誰が尊ぶだろうか？それを誰が護
ろうとするだろうか？
　国を愛するということをやけに強調しているが、
それなら最高法規である憲法も愛して欲しいもの
である。そんなに戦争ができる国が欲しいのだろ
うか？戦争を知らない我々は、戦争を知る世代か
ら「二度と戦争をするべきではない。」と言われ続
けてきた。それだけに、こうした危うい右傾化政権
を座視することは出来ない。