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ノーベル賞ウィークに思う [雑記]

毎年、ノーベル賞が発表される時期がやって
きた。ここ数年、日本人の受賞が続き、今回
も最初の医学・生理学賞で大隅良典さんが単
独受賞を決めた。日本人の単独受賞は3人目
で、29年ぶりの快挙だという。

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日本の研究者が、科学の基礎研究に大きく貢
献し、その研究から多くの派生した医学上の
発見、新薬の創造、病気の克服などを生み出
しているわけである。号外が配られるほどの
大ニュースになり、それを受け取った人々は
日本人としての誇りを取り戻したような笑顔
を見せた。

でも、ちょっと待ってほしい。そんな日本国
は研究者たちに優しい国なのか?発光ダイオ
ードの中村教授は、企業と仲違いしてアメリ
カに根拠地を移し、また、大学などの研究費
が少ないために、山中教授などは寄付を募る
ためにマラソンを走ったりもしている。企業
の研究費に比べて大学などの基礎研究への投
資額が少ないのが日本国の実情のようだ。
しかし、企業での製品開発についても、大学
等の基礎研究があってこそのものではないだ
ろうか。むしろ、企業などが大学へ出資して、
基礎研究を支援すべきものではないかと感じ
る。すぐに製品になるような研究だけが大切
にされているような気がする。

さらに、技術大国を目指すのであれば、国も
もっと研究者に手厚い支援をするべきであろ
う。ノーベル賞の時だけ、研究者をもてはや
すのではなく、毎年毎年の基礎研究にもっと
もっと予算をつぎ込んで、支援すべきなので
ある。そうでないと、資源の無い島国はその
うち沈没を始めるに違いない。

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