ルール変更と競技除外

　オリンピックはスポーツの祭典であり、そこでは
フェアプレーの精神に則り、正々堂々と競技する
ことが求められる。


　ところが、実際はどうか。今までも今回も、ちっと
もフェアではない駆け引きが行われているのであ
る。各種目の競技団体は、今やアジア人の方が
競技人口的には多いはずである。地球上の人口
配置を見ても、たぶん間違いないだろう。しかし、
競技団体の役員は、ほぼ欧州勢が多数を握って
いる。その結果どうなるか。欧州人が苦手とする
競技や、アジア人が有利な競技については、ル
ールを変えるか、或いはオリンピックから除外して
しまう動きになる。


　古くは、卓球でアジア特有のスポンジラバーに
対応できなかった欧州勢は、スポンジの厚みを
制限することにした。また、表と裏のラバーが異
質だと見分けが付かないと、色を変えることを提
案した。スキージャンプで日本が団体優勝すると、
身長に合わせてスキーの長さを制限するルール
にした。背の低い日本人には不利な改正である。


　野球やソフトボール、そして今回のレスリングな
ど、日本やアジア勢が強い競技は、そ知らぬ顔で
はずそうとする。全く腹立たしい。背の低い高梨沙
羅選手（１５６センチ）がＷ杯で総合優勝を果たした
のが、せめてもの慰めである。


欧州人に言いたい。どこがフェアプレーやねん！！
！（怒）