高架か地下か？

　最近、鉄道の改良工事があちこちで行われていま
す。先日は京王線の「調布駅」周辺が地下化して、
かなりの数の踏切が解消したのだそうな。その前に
は、小田急線が高架化して、これまたいくつもの開
かずの踏切が無くなったのでありました。

　ところで、鉄道事業が起こると必ず起こる議論が
「高架か地下か？」ということであります。以前は、
技術的な問題から高架化に比べて地下化する経費
がかなり高くかかり、主に経費面から高架を選択す
ることが多かったようです。しかし、トンネルを掘る
技術の進歩により、地下化する経費もかなり安くな
りました。そこで、「鉄道は地下だ！」という意見が
強くなっているようです。

　でも、本当に地下で良いのでしょうか？鉄道に乗
るのは移動だけのためなのか？車窓の風景は不
要なものなのでしょうか？また、最近の異常気象で
ゲリラ豪雨などが多く発生しております。そうした場
合、地下の路線が水没することは無いのでしょうか？

　むしろ高架にしておけば、洪水発生時には避難
場所にも出来るのではないでしょうか。こうした事を
考えると、一概に地下が優れているとも思えません。



　それがし、地下鉄はあまり好みません。やはり鉄
道は太陽の下を走ってほしいものです。