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人を呪わば穴二つ [雑記]

 今日はことわざである。「人を呪わば穴二つ」と
は、人を恨み、その相手を呪い殺せば必ず自分
に報いが返ってきて、自分も呪い殺され、墓穴が
二つ必要になる、ということである。


 怖い格言である。稀に「人を呪わば墓二つ」と
言う人が居るが、これは誤用である。昔は人を呪
うことがよく行われていたようである。平安時代の
陰陽師は、そうした呪いを避け、災いを避けること
を仕事にしていた。それくらい、人を恨み、呪う人
が多かったのであろう。


 でも、「穴二つ」をよくかみ締めてほしい。恨んだ
相手を倒しても、相手の霊や相手の子孫が自分
にその恨みを晴らしに来ることがあるだろう。まさ
に泥仕合である。


 大昔にユダヤ人をエルサレムから追放したアラ
ブ人たちは、今は逆にユダヤ人に追い出され、常
に紛争を繰り返している。これも穴二つになりかね
ない事態であると思う。どこかで恨みの連鎖を断ち
切らなければ、きっと共倒れの日が来ると思う。


 呪いはまさに諸刃の刃なのだから。


清明.jpg
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