自己責任とか自業自得とか

シリアで長らく反政府勢力と思われる連
中に拘束されていた、ジャーナリストの
安田純平さんが解放されたというニュー
スが入ってきた。夜の１１時過ぎに、菅
官房長官が臨時の記者会見をして発表さ
れたのだが、日本政府は今まで何をして
きたのだろうか？結局はカタールの人が
間に入り、身代金もカタールから支払わ
れたという話もある。



日本国政府は、危険な国に取材に行って
いるジャーナリストの保護については、
恐ろしく無関心である。彼らがたとえ拘
束されても、身代金は払わないし、積極
的に外交ルートで解放交渉もしない。に
もかかわらず、今回はまるで自分たちの
成果のような発表の仕方である。しかも、
帰国したジャーナリスト本人に対しては
「自己責任」とか、「自業自得」とかい
う言葉の攻撃が始まるのだ。こんな冷た
い国が他にあるだろうか？使命感を抱い
て、紛争地域に入っている記者たちを、
まるで理解しようとしない国。

こんな政府をのさばらせてはいけない。
マスコミは政府の監視者としての機能を
しっかりと果たすべきである。

今回の件も含めて・・・！

タグ：戦場入り 拘束 無力な政府 ジャーナリスト