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下北沢「天狗まつり」の豆まき [雑記]

下北沢の町では、毎年節分の少し前の休日に
天下一天狗道中」というイベントが催され
る。これは、北沢にある真龍寺というところに
伝わるもので、一本足の下駄を履いた大天狗
を中心に、烏天狗や扮装をした街の人々が練
り歩き、諸方で豆を撒くというものである。
この寺の守り神が天狗なのだそうで、その豆
まきが少し変わっている。

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普通なら叫ぶはずの「鬼は外」を言わないの
である。「福は内」だけを三唱し、鬼は登場
しない。これは寺の開祖と言われる和尚さん
が「心に福が満ちれば、鬼はおのずと退散す
る」と語ったことによるものらしい。(諸説
あり)なるほど、鬼を追い払うのではなく、
福を呼び込むことで鬼の居場所を失くすとい
うわけだろう。

このイベントの大天狗は、商店街で最も身長
の高い若者が選ばれ、一本足の高下駄で歩く
練習を積んで、当日を迎えるという。豆を受
けようとする人で商店街はけっこうな混乱?
になるが、それよりも困るのは豆を踏み潰す
と、せっかくの透水性舗装が詰まってしまう
ことらしい。今風な悩みである。

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