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「若手の斬新な意見を求める!」と、ベテランは腐る? [苦言]

自分は還暦を過ぎているのに、どうも若い人
の意見、というのが好きな首長が居る。いつ
ものことながら、それはこの人。

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シンポジウム好きという話は以前に書いたが、
もう一つ好きなのが「若い人の斬新な意見
というやつ。若手の職員(30歳台まで)を
集めて、ワールドカフェ方式(議題ごとにグ
ループのメンバーを入れ替えて議論する方式)
で討論をするというスタイルが好きなようで
ある。オリンピックについての検討もそうだ
し、実施計画づくりにもこの方法を取り入れ
るようである。でも、若手重視は良いが、本
当にそれだけで良いのか?

実際に政策を創り上げるのはその上の世代=
ベテラン層である。若手が出した斬新な意見
をそのまま具現化するほどお人よしではない
だろうし、彼らなりのフィルターやオブラー
トに包んでしまうのではないか。それよりも、
そういう検討の場に酸化できないベテラン層
は「どうせ相手にされないのね!」とやる気
が失せるのではないのか。もともとお役所な
んていう所は、やる気の薄いベテラン層を抱
えているわけで、彼らのやる気をさらに失く
すと組織のゾンビになってしまいかねない。

改革、改革と叫ぶ前に自分の頭の中を少し改
革してみてはどうですかね。某区長どの!!!

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下北沢「天狗まつり」の豆まき [雑記]

下北沢の町では、毎年節分の少し前の休日に
天下一天狗道中」というイベントが催され
る。これは、北沢にある真龍寺というところに
伝わるもので、一本足の下駄を履いた大天狗
を中心に、烏天狗や扮装をした街の人々が練
り歩き、諸方で豆を撒くというものである。
この寺の守り神が天狗なのだそうで、その豆
まきが少し変わっている。

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普通なら叫ぶはずの「鬼は外」を言わないの
である。「福は内」だけを三唱し、鬼は登場
しない。これは寺の開祖と言われる和尚さん
が「心に福が満ちれば、鬼はおのずと退散す
る」と語ったことによるものらしい。(諸説
あり)なるほど、鬼を追い払うのではなく、
福を呼び込むことで鬼の居場所を失くすとい
うわけだろう。

このイベントの大天狗は、商店街で最も身長
の高い若者が選ばれ、一本足の高下駄で歩く
練習を積んで、当日を迎えるという。豆を受
けようとする人で商店街はけっこうな混乱?
になるが、それよりも困るのは豆を踏み潰す
と、せっかくの透水性舗装が詰まってしまう
ことらしい。今風な悩みである。

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恵方巻 [食]

世の中では思わぬものが大流行することがあ
る。節分では昔から「豆まき」だったはずな
のだが、今は豆より「恵方巻」である。この
恵方巻、元々は関西の風習であった。いわゆ
る太巻き寿司を、切らずに一本丸ごと食べる
もので、その歳の恵方(=歳徳神が居られる
方向)を向き、願い事を念じながら無言で食
べるというものである。さらに元々は、京大
阪の豪商が、芸妓たちにこの恵方巻を食する
ことを強要し、その苦しむ姿を見て楽しんで
いたという、いささかサドっ気のある催しだ
ったらしい。(諸説あり)

無題.png

初めてこの恵方巻というものに遭遇したのは、
今から50年近く前。大阪に転勤になった父
とともに親戚の家に宿泊していたところ、ち
ょうど節分だったので、夕飯にこれが出され
た。「何?これ?」と叔母に聞くと、「これ
を1本、こっちの方角を向いて食べるんや。
でも、途中でしゃべったらあかんで!」と言
われたのである。子どもだったので、けっこ
う苦労した。しかし途中で父が帰宅し「何し
てる?」と聞いたものだから堪らない。喉に
詰めそうになって苦しかったことを覚えてい
る。

こんな不思議な風習が、コンビニエンススト
アを通じて全国区になるのだから世の中は不
思議である。最近では、豆まきをすると掃除
が大変、ということで豆は省略し、恵方巻だ
け、という家も増えているそうだ。まあ、節
分という行事自体が、大昔の平安時代とは違
ってきているので、イベントは世につれ、と
いうことで良いのかも知れないが(苦笑)

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