産業革新機構 民間取締役怒りの全員辞任

政府が肝いりで立ち上げた「産業革新投
資機構」という官民ファンドの社長以下、
民間出身の取締役が一斉に辞任した。辞
任会見で、田中社長は怒りの表情を浮か
べて経済産業省の介入を非難した。



発端は１１月初旬に新聞が、こちらの機
構の役員報酬が高額である、と報じたこ
と。折しもゴーンショックで高額報酬が
話題になっていたこともあり、たちまち
役員たちはアウェー状態に追い込まれた。
その上、経済産業省は役員報酬を白紙に
戻すと宣告し、取締役会の決議も白紙撤
回させられた。これだけ官が民に介入し
ては、やる気が無くなるというものであ
る。官民連携などと叫ばれているが、実
際には上手く行かない事が多い。民間が
自由に動こうとすると、官がそれを掣肘
するからである。

今回も、投資先への迅速な対応のために
孫ファンドを作ったところ、透明性が低
いとして認められなかった。安倍内閣が
「情報公開」とか「透明性」とか発言す
るとは笑止千万。おたくたちが最も隠蔽
体質ではないか。民間のプロ集団を怒ら
せた今回の事態。立て直すのはかなり難
しいと思う。やはり、この内閣は使えな
い人物の集合体のようだ。

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