そんな状態で続行させてはいかん！！！

先日、福岡市で「プリンセス駅伝」が開
催された。この駅伝の上位チームは、全
日本レベルで開催される「クイーンズ駅
伝」に出場できるということで、有力企
業チームが多く参加した。

しかし、あまりにも力が入りすぎたのか、
ハプニングが続出！脱水症状でついには
逆走して倒れてしまう選手も居た。あと
数メートルのところで、道路端に倒れこ
んでしまった選手も居た。やはり温暖化
の影響なのか、レースの条件が年々過酷
になっていくような気がする。

そんな中で、コースの途中で転倒した選
手が、膝を擦りむきながら四つん這いで
２００ｍも進み、たすきを繋いだ例があ
った。いくら何でも、怪我をしている選
手に襷（たすき）への執念だけで、こう
いうことをさせてはいけない。実際、こ
のチームの監督もレースの中止を主催者
に伝えたようだが、監督は１０キロ先に
居て、現場に駆けつけられず、主催者の
連絡も上手く行かなかったようである。
将来のある選手に、こんなレースをさせ
てはいけない。青山学院大学の原監督も
「私なら中止・棄権させる」と断言して
いた。駅伝は個人種目ではなく、団体戦
であるだけに、選手が過度の責任感を抱
いてしまいがちである。無理をさせない
ように気をつけるのは、指導者の努めで
あると思う。

選手の未来を奪ってはならない！！！

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