意地の張り合いで共倒れ？

アメリカと中国の貿易戦争が長期化し、
泥沼化してきている。
アメリカが２０００億ドル相当の輸入品
に高関税を課すことにしたらば、中国も
６００億ドル相当の報復関税を決めた。
これで、アメリカへの輸入の半分が高関
税になったわけである。

一方で、中国の報復関税はアメリカの農
作物系統が多い。本来はトランプ支持者
である農民たちが困惑することになるだ
ろう。このまま進むと、せっかく好転し
てきた世界の景気が一気に悪くなる可能
性がある。大国だけではなく、その周辺
の国々にまで多大なる迷惑がかかってし
まう。景気が悪くなれば、トランプ大統
領の支持率が下がり、中間選挙に悪影響
があるだろうし、習近平主席にとっても、
自分の経済政策のミスと批判され、折角
の長期政権を揺るがすことになるだろう。

この二人が共倒れで失脚してくれるだけ
ならば、大いに望むところなのだが、景
気で足を引っ張られるのは日本も同じで
ある。いい加減、どこかで手を打つこと
が出来ないのだろうか？

リーマンショックの二の舞は御免である。

タグ：貿易戦争 景気悪化 周辺国への影響 リーマンショック再発