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オリンピックに寄せて [放言]

オリンピックを見ていて、これは人間業では
ないな!と思う競技の筆頭は、やはり体操
あろう。鉄棒にぶら下がるだけでもしんどい
のに、その鉄棒から飛び上がって、一回転し
て体をひねる「カッシーナ」とか、たったの
10センチ幅の平均台の上で宙返りするとか、
ウクライナのベルニャエフ選手の跳馬の技、
三回転一回捻り(前向きに回転していたのに
着地する時は後ろ向き!!!)なんて、重力
を操らない限り出来そうも無い。それを平気
な顔で・・・かどうかわからないが・・・や
ってしまうのだから、選手の運動神経はいっ
たいどうなっているのだろうか。

今回、一番良かったのが、試合後のインタビ
ューで記者が審判の判定について意地悪な質
問をした時に、当の本人(内村選手)よりも
隣に居たベルニャエフ選手の方が色をなして
たしなめていたことである。この選手、本当
にフェアなお人なのであろう。お互いを尊敬
しあうこの姿勢をみんなが持てば、世の中に
争いごとなど無くなるのだろうと思える。


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